宝石の神秘

「六条の光 スターサファイア」

「スターサファイア」は、3つの光の交差(六条の光)が「信頼」、「希望」、「運命」を表しているとされ、「運命の石」、ドイツでは「勝利の石」と呼ばれて珍重されました。 イギリスの貴族で旅行家(「千夜一夜物語」の英訳者でもある […]

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「枢機卿に愛されたサファイア」

ルネッサンス教皇(法皇)として知られるシクストウス4世(在位1471年~1484年)は、宗教絵画や建築物に多くの芸術品を残しましたが、宗教儀式と宝石の結びつきをいっそう印象付けた教皇でもありました。 法皇が亡くなった時、 […]

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「土星神の恩恵を受ける石 サファイア」

20世紀頭に各国の誕生石が選定されるまでは、民族により誕生石はまちまちでしたが、その中でも主な系列(ユダヤ系、アラビア系、ポーランド系、ロシア系、イタリア系、スペイン系)を見てみますと、サファイアは4月の誕生石に一番多く […]

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「真珠のやわらかな光」

宝石は、すべて地球が作った創造物、つまり鉱物ですが、真珠は海で作られます。我々と同じ生き物である貝が、大事に育て上げて作り上げた宝石です。 漢字はこの2種類の宝石を区別しており、陸で採れた宝石は「玉」、海で採れた宝石は「 […]

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「真珠のみる夢 その2」

「真珠を愛した女たち」 宝石の中で唯一、生き物の胎内で成長する真珠は、古来、女性性を象徴する宝石でした。 古代エジプトの女王クレオパトラは、祖国を救うため、ローマの将軍アントニウスの前で、大粒の真珠をワインに溶かし、一気 […]

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「真珠のみる夢 その1」

真珠の甘い煌めきには、人の心をふっとかき乱すような、情熱の気配が確かにあります。貝という生き物の胎内で生まれた真珠は、その小さな体に、野性の勁さ(つよさ)を秘めているのです。 月の女神アルテミスのため息。 妖精のこぼす空 […]

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「野性を封じ込めた石 その1」

ヒスイはあでやかさだけでなく、その深い精神性で、人々をひきつけてきた宝石です。その歴史は古く、はるか数千年の昔に遡ります。 当時、ヒスイが採れた地域はニュージーランド、中南米、中国、そして日本など。どの地域でも、ヒスイは […]

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「野性を封じ込めた石 その2」

日本は、はるか縄文時代から、硬玉の国でした。各地の遺跡で見つかる緑の勾玉は、どれもまごう事無き硬玉の翡翠です。 勾玉は月の形とも、胎児を映しているとも言われますが、それを、生命力溢れる硬玉の翡翠に刻む事で、天界のパワーを […]

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「ヒスイのためにビルマを侵攻した清朝の乾隆帝」

ヒスイを愛した皇帝というと、歴代の中国王朝に君臨した王たちを置いて他にはいません。なかでも有名なのは、清朝の皇帝である乾隆帝のエピソードです。 中国と国境が接するビルマの北部で、良質の緑色をしたヒスイが発見されたのは13 […]

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「世界の美女たちが愛した宝石」

宝石は人を魅了する・・・。 とりわけ女性が宝石に寄せる想いは強く、美女と宝石にまつわる色々なエピソードは、今もなお語り継がれています。 エメラルドに魅せられた歴史上の人物として右に出る者がいない程の美女と言えば、かのエジ […]

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